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ちょいと小粋に決める、お花見コーデ
お花見の装いは「桜を邪魔しないように!」という思いと、「春爛漫の気分を
味わいたい」という気持ちが入り混じって、悩ましいものです。
そこで、こんな2パターンのコーディネートを考えてみました。
大胆な三色使いの紬に、ぽってりと大ぶりな花唐草を織り出した帯を合わせ、きりりとクールな中にも大人の愛らしさが漂うカジュアルな組み合わせに。
やや控えめなトーンの絶妙な配色は、このブログで何度も登場している西東千恵子さんの作。私が20代の頃に母が誂えてくれたものです。
帯締めは、小学校の頃に日本舞踊の稽古をしていた妹分のお母様が組んでくださったもの。今でも大切に使わせていただいています。
続いては、ガラリと雰囲気を変えて、エレガントに。
藤紫の角通しの小紋に枝垂れ桜を描いた母のお気に入りの染め帯を合わせ、はんなりとした着姿をイメージしました。
母はこの帯を濃地の結城紬などに合わせて、きっぱりとしたコントラストを楽しんでいましたが、私はあえて全体に優しいワントーンに。
帯締めは、「花は紅、柳は緑」という、ピンクと鶸色を組み合わせた春の定番の一本を。
こんなご時世でなければ、お花見の後にしっとりとお酒をいただきたくなりますね。
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