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どうぞ良いお年をお迎えください

 母の桐箱に納められていた、森口華弘の訪問着。手綱取りに撒き糊が施され、上前に雪華文様をワンポイントに描いただけという、色も装飾もミニマルなとってもモダンな一枚です。「花鳥風月の意匠を凝らした豪華なきものは、自分の仁ではない」といつも謙遜し、控えめな装いを好んだ母にとっては、究極の一枚だったのでしょう。上品な有職文様の帯を合わせて品良く着こなしていたのが印象的でした。


 一方で、私は地紋だけで煌めきを感じさせる無彩色の帯をチョイス。硬質な帯留やビジューバッグと合わせたら、ドレス姿の方々の中に混じっても違和感のない存在感に。もう少し格上げしたい時には、金色や銀色など輝きをプラス……と、つい華やかなシーンを妄想してしまいます。今の気分は、控えめにドレスダウンして、どんどん着る機会を増やすことこそ、母へのご恩返しになると思っています。きものでのお出かけが、なかなか難しい一年でしたが、今年は自分のきもののチャンネルを設けた大きな一歩となりました。来年もきものの楽しみを沢山発信していきますので是非ご愛読のほど宜しくお願い申し上げます。10月に我が家にやって来たサイゴも赤ちゃんから子犬らしい表情に、あっという間の成長ぶりです。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください!






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© Saiko Issiki    2020 Kimono Tansu Project