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クリスマス女子会

美しい紫根染めは母が誰方から譲られた反物です。渋好みの母には少し華やかだったのでしょう、「貴女が着てちょうだい」と反物のまま渡されました。仕立ててはみたものの、その頃の私には少し地味に思われ、ずっと出番を探っていました。


ようやく「渋派手」の魅力を心得る年齢となり(?!) この日は親しい友人を招いて自宅でクリスマス女子会を。合わせた帯は、なんと可愛らしいことでしょうか!ぞうさん、うさぎさん、さくらんぼ、お星様がポチっと小付けに描かれた織り帯です。


これは母が亡くなる最晩年、おそらく77歳の頃に誂えた一本。染め帯だど甘くなりすぎる図柄ですが、織りの表現だからこそ渋い結城紬にもマッチしてお茶目な普段着となったのでしょう。帯の愛らしさと響きあう美しいエメラルドグリーンの帯留めは、私の著書『母のタンス、娘のセンス』のスタッフからのプレゼント。大きな松葉を散らした絞りの模様がもみの木のようにも見えて、クリスマス気分を引き立ててくれます。


お正月なら松葉を姫小松に見立て、吉祥文様の染め帯や洒落袋と合わせても素敵ですね。こうした「見立て」の楽しさも、きものの喜びの一つです。




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© Saiko Issiki    2020 Kimono Tansu Project