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  • 執筆者の写真saikostyle

愛犬と、きものデート?!


物心ついた頃から、我が家にはたくさんの犬や猫が一緒に暮らしていました。それも野良犬、捨て猫、迷い猫……今でいう保護犬や保護猫たち。その習性は相も変わらずで、現在も6匹の保護猫と豆芝2匹が我が家の同居人です。

実はこの柴犬は、父へのプレゼント。溺愛していた先住犬を無くし消沈していた父を励ますために、清水の舞台から飛び降りた、我が家にとっては珍しい由緒正しき血統種犬です。5月に家族として迎えたため、黒毛の男の子はタンゴ(端午)、茶毛の女の子はリンゴ(凛子)と父が命名。しかしながら、この新しい家族は父とはわずか1週間しか一緒に暮らすことが叶いませんでした。父亡きあとは、私の助さん&格さんとして、常に傍にいる自慢の犬です。


ある時、行きつけのアンティークきもの店「灯屋」を訪れたら、たっぷりとした刺繍で黒犬と茶犬が戯れる帯を発見。「あら、タンゴとリンゴだわ」と、一も二もなく買い求めてしまいました。個性が際立つアンティーク帯だけに、渋い紬に合わせると絶妙な味付けに。今回は、この帯を軸にコーディネートを展開してみました。


1組目は、街を彩る紅葉のようにこっくりとした黄土色が美しい故・山下八百子さんの黄八丈と。アンティークの帯の世界観と響きあう、白の丸ぐけの帯締め使いがポイントです。白のシャープさと山下八百子さん独特のきっぱりとした織りの風合いが、互いをキリリと引き立て合います。


2枚目は、ほっこりとした母の結城紬に。とんぼ玉のような硬質な帯留めと、帯揚げに効かせた朱色がレトロな紬を艶っぽく仕上げてくれます。


アンティークの帯を締めるときは、どこかにモダンさやシャープな印象を加えることが、私らしく着こなす“SAIKO STYLE”のセオリーです。










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